あらすじ
【短編あらすじ】 聖女としての務めを終え、14歳になった私は元の世界に帰る。 この世界にはこの世界の事情がある。彼には彼の未来がある。 私は自分の感情を諦めて、元の世界に帰ることを決意したんだ――。 全3話 【プロット以下ネタバレ有り】 魔術が存在する世界。 自然と魔術の根幹、世界樹ユグドラシル。その世界樹が枯れかけていた。世界樹に干渉できる異世界の少女を召喚するところから物語は始まる。 召喚されたのは日本に住む13歳の榊原櫻。 ウィンチェスター王家の王子アステリア(アス)とともに世界樹をめぐる冒険の果て 世界樹を再生することに成功する。 聖女と王子は、この冒険のなか 恋心を育んでいった。 世界樹の再生とともに、王子との政略結婚を図る貴族が動き始める。 王太子妃に召喚者は相応しくないと圧をかける。 一方、王子アスは、一方的に召喚された櫻への謝罪の念から、 世界樹の力を活用して、世界間の航行を試みる。 二人はすれちがい、櫻は一人での帰国を決意した。 旧来の方法であれば、一度転送をすれば、転移魔術は数十年、行使ができない。 しかし世界樹が再生した今は違う。 自由に行き来が可能な、新転移術を開発したアス。 櫻のもとへと駆けつける。 だが、櫻の住む地球。その世界樹が今や、枯れようとしていたことを櫻もアスもまだ知らない。 これは異世界の王子が、徹底的に中学生の女の子を甘やかす物語。 【登場人物】 榊原櫻 14歳 中学2年生(召喚当時は13歳) 現実世界では仲が良かった幼なじみと、疎遠になり友達がいない。 父も仕事ばかりで、家庭での会話が少なくなっていた。 聖女として、世界樹に接続し、視えないもの達の力を借りることが可能。 アステリア・ユグドラシル・ウィンチェスター(通称アス 14歳) 異世界、ウィンチェスター王家、王位継承者第一位。古代魔術オタクでもある。 貴族の子女にはない一面を見せるまっすぐな櫻に一目惚れ。 必然的に、世界樹の勇者として認められてしまった。 不器用で思うように気持ちが伝えられず、一年が経過。櫻が日本に帰還してしまう。 櫻を失って、ようやく自分の気持ちに吹っ切れた。 櫻母に交渉して、榊原家に居候することになる。 アル(年齢不詳・性別不明) 世界樹の妖精。聖女のサポーターとして、活動。楽しいこと、恋バナが大好き。 足利廉 14歳 櫻の幼なじみ。 陰陽師集団:公儀御庭番所属の陰陽師。妖祓の活動が本格化し、櫻を巻き込んではいけないと距離を置く。 異世界から来たアスを「鬼」と認定して、敵対する。 榊原頼光 38歳 櫻の父。陰陽師集団:公儀御庭番、4番隊組長。 娘を危険に晒したくない一心で、仕事の会話を極力控えているうちに、どうコミュニケーションをとって良いか分からなくなった。 櫻の召喚時、鬼が異世界より侵入する【災厄来訪】を警戒し、何の行動をうつすことができなかったことを今でも後悔している。 榊原鈴 32歳 櫻の母。陰陽師集団:公儀御庭番副長。 櫻の最大の理解者。 御神木(樹齢1300年) 公儀御庭番が奉納する世界樹。枯れかけている。人化可能。 公儀御庭番が妖を狩ることで、御神木がさらに枯れていくことになる。 井ノ瀬真直(イノセ マッスグ)15歳 緑化部の部長。櫻とアスも所属することになる。 御神木の友人。恋バナ好きで、櫻とアスの恋を応援する。 戦闘能力は無し。 足利凜 15歳 真直の彼女、廉の姉。廉の最大の弱点。 緑化部所属しつつ公儀御庭番4番隊所属。隊の中心人物でもある。 櫻とアスを応援しつつ、弟にも踏ん張ってほしいと思っている。 スコル 異世界サイド、世界樹の眷属。狼。すっかり櫻になつき、自力で転移してしまった。 その穴から、魔物が多量、訪れることになる。(スタンビード) 櫻が調理する、骨付き肉を何より愛するが、日本の「骨っちゃん」の虜に。 のちに榊原家の飼い犬に。 犬小屋を櫻に作ってもらい、ご満悦。近所の野良猫、ティアに恋をするが毎回、振られる。