あらすじ
「うへぇあ~おめぇーにはぁ生きてる資格はねぇ! って言われちっあたよぉ~!」
ある夜の町。とある酔っ払いがそう言った。誰も聞いていない、ただの泣き言。
「僕には生きる資格はないんだ……」
これはある中学生の少年の嘆き。
それもまた自分の部屋の空気に溶けて誰の耳にも届かない。
「お前みたいなクズに生きる資格はねーんだよ」
これはある男が吐き捨てた言葉。それを聴くのは見下ろされ、うずくまる者。
生きる資格とは。
いつの時代も、ふと誰かが考えることだ。
自分にはあるのか、あんなやつにはあるのか。
だが、そもそもそんなもの存在するのだろうか。
人間は誰もが産まれ、生き、そして死ぬ。
無能だろうが有能だろうが悪人だろうが善人だろうが、皆、生きる資格はある……
か! どうかは今の時代、試験によって決められる!