あらすじ
ある日のこと、人形の女性が不思議な卵の中に入っている一人の少女と出会います。 「ここは? それにみんなはどこなの?」 とまどう少女に、人形は一緒に探してあげることを提案しました。しかしこの広大な世界、人形がたった一人では少女の家族を探し出すことは出来ません。 そこで、人形の女性が住む集落へと情報を求めて二人は歩いていきます。 その道中、少女は様々な物に興味を示しました。草木のにおい、風の音などにもです。それはまるで、たったいま生まれ落ちたヒナのようでした。 少女を連れた人形は、自分の集落へとたどり着きますがどうやらだれも情報をもっていないようです。そのことを知った少女は落ちこんでしまいます。そんな少女を元気づけるために、人形は仲間たちと協力して旅の道具や一冊の本を作ります。 そして、人形は本を手渡し、そこにこれからの旅で感動したことなどを書けばいいと提案します。 「え? わたしと二人で旅に出るの?」 人形は、集落がほかに三つあることを教えると、少女は感謝の言葉を口にします。 そして、少女は旅立つ前に早速人形との思い出を真っ白な本へとつづっていきます。 その後、ヒナのような少女は旅を通じて出会いと別れ、それと様々なことを学んで成長していきます。また彼女の成長に呼応するように本にも、大切な思い出で埋まっていくのです。 そんな少女もやがて、大人になり楽しかった思い出の日々を一冊の本にまとめ上げます。そして完成した本は、未来でも語り継がれていくことになるのです。