あらすじ
「テレシアはやはり可愛らしい…これではいくら時間があってもたりないな」
自身の妹であるテレシアの姿を遠目に見つめながら、そう言葉をこぼす兄のザーク。そんな彼の隣でその言葉を聞かされるのは、彼の婚約者であるシロナだ。
「…そしてあんな可愛らしいテレシアの後に君を見ると…レベルの違いを痛感してしまうな…シロナ、どうして僕の言った通りにできないんだ?僕の言った通りにすれば、間違いなく彼女の次に魅力的な女性に慣れるであろうに」
あくまで自分は上の立場である、というスタンスを崩さないザーク。しかし彼の言う通りになどシロナにはできるはずもなかった。毎日のように無理難題を押し付けてくる彼の欲求には終わりがなく、それにひとつでも答えようとしたところでほかの欲求にこたえられなくなり、結局なんの意味をなさないのだから。