あらすじ

お笑い芸人っていうのは素晴らしい職業だと思う。 だってそうだろ? 人を笑わせる、楽しませるってやつらだ。 慈愛の心ってのに満ちたもんだろう。最高だぜ。 ま、じゃあ笑わせられない芸人はどうなのかって話だがな……。 おっと、いけない、いけない。こういう時は相棒に慰めてもらうに限る。 と、言ってもタバコだがな。俺はピン芸人だ。 『売れない』は付け忘れたわけじゃないぜ。 自分の事、そんなネガティブに言いたくはないんだ。 顔に出ちまう。それじゃ客が笑わない。 付けるなら『売れかけている』ピン芸人。 ……いや、イマイチだな。それに嘘も良くない。 『今年売れそうだと言われていそうな気がする』ピン芸人 『売れる兆しは自分の中でひしひしと感じている』 『売れる予定、むしろ売約済み』 『え、キャンセル? 契約金は半分しか返ってきませんよ?』 『え? 土地が汚い? 臭い?』 『そんなことないですよ! 私が保証します!』 『ええ、だって毎晩何時間も見張ってますもん! 不法投棄とかないない!』 『え、トイレはどうしているか? いや、それは、はははは……』

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小説を読もう2023/08/21
  • 現在の作品あの、ファンなんですけど……