あらすじ
【コンテスト用中編12話ぐらいで、一旦終わります】侯爵令嬢シャルロット・ウィスレット。 長い銀髪をきらめかせ、黙っていれば妖精のような愛らしく涼やかな印象を受ける。 軽やかに微笑めば多くの男どもを魅了することだろう。 彼女の爽やかな朝は裏の畑に植えてある自家栽培野菜と産みたて卵を、超絶技巧で竈門に火を起こしスクランブルエッグを作ることから始まる。 「何事も美容が第一でしてよ? いつか白馬に乗った金持ちのイケメン王子様が迎えに来るかもしれなくてよ?」 そのために美の追求だけは怠らない。 Q:侯爵令嬢が竈門で自分で火を焚いて、自分で料理をしていることに屋敷の者はなにも言わないのか? 「私は妾の子でして、正妻である義母様には疎まれていましてよ」 シャルロット・ウィスレットは部屋に隠してあったぬか床を混ぜながら、我々の質問に答えた。 ぬか床を混ぜることで手肌が美しくなるそうだ。 さらにそこで作られた糠漬けは美味であり、栄養もある。 ただし塩分が高過ぎるのが悩みどころだとか。 なんと驚きの2段活用だろう。 「ねえ?シャル」 「なにかしら、エリ」 「これって貴女の自己紹介よね?」 「そうよ?」 「貴女、もう公爵家の奥方で幼馴染でイケメンの公爵アルバート・リューベルクとラブラブだとか、それなのに貴女が奥様じゃなくて愛人と勘違いしてることとか言わなくていいの?」 「あら?我が友にして魔女エリザベート。 それはネタバレというやつよ?」 「天才美女騎士のルー・レイエも活躍するっすよ!!」 そんな物語である。