あらすじ
聖女アリアスはこれまで影から王宮を助け続けてきた。しかし彼女は謙虚な性格で、それを大きな声で言ったり自慢したりすることはしなかった。たとえ自分が成し遂げたことであっても、その手柄をほかの人に譲ったりすることも一度や二度ではない。
しかしだからこそ、彼女は聖女としてお荷物なのではないかといい始めるものが現れた。その筆頭であったのが、時期に彼女と婚約関係を結ぼうと画策していた王宮王子、レンドンであった。
「この王宮において、お荷物な聖女を置いておく義理などない。迅速に婚約の予定を破棄し、君にはここから出て行ってもらうこととしよう」
これは筋が通っているかのように見えるものの、彼の心にあったのはただの利己的な心のみであった。彼には溺愛している妹がおり、その妹からの訴えをそのまま受け入れてしまったのだ。