あらすじ
「この程度の配慮もできないとは…婚約者として恥ずかしいとは思わないのかね?私の好みや性格はきちんと全て把握しておくのが婚約者というものだろう?」
そう言って婚約者であるミイアを叱るエリッジ。しかし彼女にはどうすることもできなかった。なぜなら彼の好みなどはコロコロと変わり、性格も一言で表せば優柔不断そのものだった。
「こんなことになるのなら、君よりも妹のセレスと婚約するべきだったか…」
そう漏らした声は小さかったものの、ミイアに届かせるには十分なものだった。この時は冗談で言ったのかもしれないが、のちにこの言葉は現実のものとなるのであった。