あらすじ
「ソフィア様がいなくなったらしいですが、いったい何がどうなっているのですか、アラン様…」
神妙な表情でそう言葉を発するのは、アランの臣下であるハーレット。アレンはソフィアとの婚約を控えていながら、その婚約者をみすみす家出させた、つまりは追い出したのだった。
「そんなものは知らん。あいつが勝手に出て行っただけの事だ。もとからあんな女と婚約なんて、こちらも嫌々だったのだ。出て行ってくれて清々する」
…それは本心なのかもしれないが、きっとこの世界の誰一人もそれを信じてはくれないだろう…なぜならただの負け惜しみにしか見えないのだから…