あらすじ

「リリエッタ、君との婚約は今日をもって終わりとする。僕には真に自分に相応しい人物が誰であるか、今ようやく理解することができたんだ」

 きっとそれは、彼の幼馴染であるマリナであろう。以前から彼は彼女との関係を『真実の愛のもとに決められた定め』と繰り返し言っていた。はっきり言って何を言っているのか全く理解できなかったけれど、きっと彼はそれが目的なのだろうと思う。意味の分からない言葉で私の言葉から言い逃れして、最終的には自分の思い通りに事が運ぶ様に仕向けて行く。自分の行いを決して認めようとしないだけに、性質の悪いものだと思う。

「…婚約破棄ですか。私の思いは無視されるのですね」

 あえて、相手の出方をうかがうために思ってもない事を言ってみる。…さて、なんて言葉を返してくるのか…

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アルファポリス
アルファポリス2023/08/18
  • 現在の作品一方的に婚約者様から冷遇されるので、次期皇帝陛下に相談するといったら途端に表情が絶望するのだった