あらすじ
それなりの名家である楪家の二女である深雪は、産まれてすぐに、座敷牢に閉じ込められることになった。理由は、凶兆の証とも言われる、狐の耳を持つ”狐憑き”であるから。 家族からは疎まれ、閉じ込められ、鬱屈した毎日を深雪は過ごし続けていて……けれどもそんなある日、勝手に軍人将校との縁談をまとめられてしまい、嫁ぐことに。 お相手は「狐憑きであることを気にしない」と言っているようで、むしろ向こうから求めて来たとかで、変な人だなぁと深雪が思っていると、実は小さい頃に会ったことがある男の子のようで……? 「――約束を守りに来たよ。君を連れ出しに来た」 とまぁこんな風にして連れ出され、実家で疎まれ幽閉も同然であった生活から抜け出し、色々はあるけれど幸せな生活を送る主人公のお話。