あらすじ
「君との関係はもう終わりだ」
ただただ気まぐれ、理由を上げるとすればそれしかない。
「こ、婚約破棄とは…わ、私になにか問題がありましたか?」
それにこたえるのも面倒だ。そういうところが敬遠されるところであると気づかなければ。
「理由は追って伝える。ともかく婚約破棄はもう決定だ。潔くここを立ち去ってくれ」
この時は思いもしなかった。この時彼女が発した言葉が、まさか現実になろうとは…
「あまり言いたくはないのですが…私との婚約を破棄されると後悔されると思いますよ?あなたが人々の命を背負う第一皇帝であられるのならなおさらの事…もう一度お考え直された方が…」
そんな言葉など、婚約破棄から逃れるためのはったりであるに違いないと考えた。だからこそんな彼女の言葉になど耳を貸さず、そのまま追い出したのだが…