あらすじ
「フリージア、お前との婚約を破棄させてもらう!」
王国の貴族が集まる夜会でフリージア・レメルス侯爵令嬢は、婚約者であるライアン・ハイネル公爵令息に突如、婚約破棄宣言をされてしまう。
分厚い黒縁眼鏡を掛けたフリージアは社交界で『地味令嬢』と呼ばれ、貴族令嬢たちから見下されていた。そんな彼女を疎ましく思っていたライアンは男爵令嬢のアマリリス・モローを新たな婚約者として迎えるつもりだった。
「そうでございますか、アマリリス様とお幸せに」
てっきり婚約破棄を取り消して欲しいと泣いて懇願するとばかり思っていたライアンは、フリージアの悠然とした態度に腹を立て、さらに罵倒しようとする。
「では彼女の身は僕が預かるとしよう」
そこへエリオット・ローレンリヒ公爵令息が姿を表す。フリージアとエリオットは幼馴染。互いに淡い恋心を抱いていたことを知る者はいない。
筆頭公爵家であるローレンリヒ公爵家は、王家に次ぐ権力を持っている。対するハイネル公爵家はこのところ財政状況が芳しくなかった。
エリオットに少なからず劣等感を抱くライアンは、ここぞとばかりにフリージアを嘲笑するが、彼女からある話を聞かされ戦慄する。その驚くべき理由とはーー!?
*高取和生様主催『眼鏡ラブ企画』参加作品です。
*ざまぁ展開があります。
*他のサイトでも公開しています。