あらすじ

新吉は鍬を持つ手を休めて額の汗をぬぐった。 天から熱波が容赦なく降り注ぎ、凪いだ水無月の海から風はそよとも吹かなかった。 遠くの海を白帆を立てた舟が涼やかに行き来していた。 隅田川の河口の三角州に造成した石川島の人足寄場で、見上げるほど高い竹矢来に囲まれ、十人の役人と三十人の人足たちと四六時中いっしょにすごすのは、息苦しくてたまらなかった。 【「寄場がえり~寛政捕物夜話(20)~」の新連載が今日からはじまりました】

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カクヨム
カクヨム2023/08/17
  • 現在の作品寄場がえり~寛政捕物夜話(20)~