あらすじ

雲ヶ井恭吾は悪魔である。 悪魔は心の中を覗き見る生まれ持った異能力を用いて他人の傷やトラウマを知り、その痛みを薄める『優しい嘘』を注ぎ込んで相手にとってかけがえのない大切な人へとなる。 そして悪魔の周りには、優しい嘘に依存した狂信者たちが集まる。 周囲から排斥され、否定されてきた自分を受け入れる暖かくて優しい嘘に救われ、悪魔の為ならばどんな事でも行うほどに依存する。 ——周囲と歩幅が合わずに排斥され、異常者のように、腫物のように、触れる事すらされなかった人がいた。 ——傷だらけの体故に愛されず、血の繋がった家族にすら見放され誰からも目を向けられなくなった人がいた。 ——家族、友人、教師などあらゆる人に否定され、周囲の考える理想を演じ続けた人がいた。 ——間違えてはいけない選択肢を間違え、自分自身を呪い自分を罰し続けた人がいた。 ——定まった型に押し込められ、言われるがままに生きて自分を殺し続けた人がいた。 そんな者たちは口を揃えて言う。 彼は悪魔などでは無く、神様のような存在だと。

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カクヨム
カクヨム2023/08/17
  • 現在の作品嘘つき悪魔と依存症な狂信者たち