あらすじ
2084年の未来。ハイパーテクノロジーの急速な発達とともに、手のひらサイズの模型自動車を乾電池とモーターで走らせるスピード競技は、非侵襲型ブレイン・マシン・インターフェイス技術を用いてレーサーの思い通りに車体をコントロールする「BMI四駆」へと変貌を遂げ、いまや世代を超えて広がり続ける第n次ブームを迎えていた。 主人公のタカシは自ら手掛けた愛車ファルコンMを駆使して、謎のレーサー「レーシング仮面」がバーチャル空間上のサーキットに刻んだコースレコードに挑む。常識を超えたレーシング仮面のマシンとその操縦技術に翻弄されるタカシとファルコンM。人車一体の絆はタカシの精神を限界まで昂らせ、ファルコンMは本物の隼のように宙を舞い、そしてコースアウトする。 レースに、いや自分自身に敗れたことを自覚し、心地よい虚脱に陥るタカシであったが、ママはなんでもお見通しなの。 ※この作品は第3回日本SF作家クラブの小さな小説コンテストの共通文章から創作したものです。 https://www.pixiv.net/novel/contest/sanacon3 オリジナル作品はpixivサイト上で公開されております。カクヨムでの掲載にあたって一部修正を加えてあります。