あらすじ
「…旦那様、そこまで攻撃てきた言葉を続けられてしまっては、私もここにいることが難しくなります…私が消えてしまってもよろしいと?」
静かに反論するサリエス。口調は穏やかでありながら、その言葉に秘める思いは強い。
「出て行きたいのなら出て行けばいいじゃないか。そんなことを言えばこの私が引き留めてくれるとでも思ったのか?残念だが、私には君に対するこだわりはない。…そもそも君とて、そんな事をいっておきながらここを飛び出す覚悟などないのだろう?できもしない事を言うものではないなぁ」
これで彼女の意志を完全に自分のものにできていると信じ切っているのだろう。だからこそ彼には気づけなかった。彼女が発した言葉は脅しでも何でもなく、本気だったという事を…