あらすじ
「今から全員で生かし合いのゲームをしてもらいます」 大型モニターに映し出された美少女のアバターが口角を不自然に動かしながらそう告げた。 不安げにモニターを見つめるのは学生から老人まで、まるで接点が見受けられない男女8人。 「賞金は1人10億円」 「ルールは互いを助け合いゲームをクリアすること」 「ただし、1人死ぬごとに賞金から1億円マイナスします」 「もちろん死人には賞金はありません」 「1人だけ生き残っても賞金は0です」 「助け合いの精神でゲームに挑んでくださいね」 賞金10億? 生かし合い? 殺し合いの間違いじゃないのか? 皐月 東悟(さつき とうご)は疑心暗鬼になりながらも、突然訪れた非日常に少し心を躍らせた。 殺し合いのデスゲームではなく、互いに助け合い困難に立ち向かうゲーム。 簡単ではないのかもしれないけど、みんなで力を合わせれば或いは……。 そんな東吾の淡い期待は、脆くも崩れ去る。 ※この物語はフィクションです。 実在の人物及び団体とは 一切関係ありません。