あらすじ
「お兄様…いつになったらルリアーネを追放してくれるんですの…私いつもいじめられていて…もうこれ以上は耐えられませんわ…」
私の膝の上でそう言葉を漏らすのは、最愛の妹であるセフィーヌだ。
「すまないセフィーヌ。私のために、そこまで我慢してくれていたんだね。…だけど、それももう終わりだ。近く正式に、婚約の破棄を宣告することに決めた。…ルリアーネを追い出したのちは、私たち兄妹水入らずで、かつてのように二人で過ごそう」
その言葉を聞いた途端、セフィーヌの表情が花のように美しく、明るくなる。
「うれしいですわ!!私もお兄様と二人で、明るい未来を共に生きたく思います!!」
私たち二人の絆を引き裂くものなど、この世にあるはずがない