あらすじ
大陸の北端に、かつて「捨て地」と呼ばれた極寒の土地がある。 魔導士たちは、火の魔法で暖を取り、水の魔法で水を確保し、風の魔法で結界をはりめぐらせて、不毛の地に魔導国家エミリアを繁栄させてきた。 ヴェルラクシェは火の魔導士の家系に生まれ、親兄弟と同様、国を支える魔導士になることを目指していた。 しかしいつの日からか、魔法の発動が安定しなくなり、魔導士試験に落第をくりかえすようになる。 今日は、魔導士になれる最後のチャンス。悲壮な覚悟で試験に挑むヴェルラクシェだが……。 【嫁入りからのセカンドライフコンテスト参加作品】 嫁ぎ先は「詐欺師」と噂の成り上がり貴族。 口が悪くて、無作法で、全然紳士的じゃない! 真面目で努力家で案外図太いヴェルラクシェと、口八丁のペテン師ジオ。 ふたりが「すりあわせて」いく夫婦の形の物語。