あらすじ
そのニュースを目にした男は思わず身を乗り出し
テレビ画面、そのテロップを凝視した。
そのため折り畳みテーブルに膝をぶつけ、缶ビールを倒したが
まったく気にはならなかった。瞳から脳へ文字が焼き付く。
『100階建てタワーマンション。格安で入居可。抽選会近日実施』
夢のような話であった。そうそうない超高層マンション。しかも新築で格安。
それが仕事場からも近いのだ。しかし、抽選。どうせ俺なんて……と思うより先に
新たな情報が飛び込んできたことにより、男はますます興味を抱いた。
『年齢と同じ階数に住むのがルール』