あらすじ
クアーラン王国王子のライアットは、自身の婚約者とする人物、すなわち将来の妃となる人物の選定に関して、残り二人まで絞り込んでいた。その二人の詳細が書かれた資料を眺めながら、たった今お茶を入れに来た使用人であるレイと会話を始める。
「このお二人ですか。姉のエーシャ様と、妹のメリゼ様。どちらになされるのかもうお決まりなのですか?」
フォールの問いかけに対し、どこか自信にあふれたような雰囲気で答えるライアット。
「まあ、当然と言えば当然だ。君だってもうすでに分かっているんだろう?この二人に絞られた時点で、もうどちらを選ぶべきかは決まっていると」