あらすじ
「ロゼナから聞いたよエリス。また彼女に嫌がらせをしているらしいじゃないか。それも僕がいない時を見計らって行っていると。…僕の愛するロゼナをいじめるという事は、婚約者である僕を冒とくしたことに等しい。君はきちんとそれを理解しているんだろうね?」
自身の妹であるロゼナを溺愛することで知られているハリス。そんな大切な妹を私がいじめたのだと主張する。
「それは誤解です…!むしろいじめられているのは私の方です!ハリス様の妹であるということを良い事になんでも私に無理難題を突き付けてきては、それが受け入れられないのなら私の立場を追い落とすと何度も何度も…」
彼女にとって私の存在が邪魔な事は理解できる。なんでも自分の言いなりになる存在の兄が、そうではなくなってしまう危険性があるからだ。ハリスが自分に偏愛していることはもちろん彼女も心得ていることで、そんな便利な力を失いたいはずがないのだから。