あらすじ
経営難のJFO2部リーグの“奈良ディアーズ”は、最下位に苦しんでいた。 夏の移籍期間を機に、オーナーは自分の息子に監督をあてがう。 元サッカー選手である犬井勘太は渋々とそれを受けるが、チームの現状に希望を見出せず、端から再建を諦めていた。 そんな折、たまたま通りかかった公園で並外れた握力を持つ青年を見かける。 一瞬の内にして彼の資質に惚れ込んだ犬井は、彼にPK対決を持ち掛ける。 だが、PKという言葉すら知らなかった青年。 それでも、犬井が本気で蹴り込んだシュートを彼は――。 高壁守という青年の才能にチーム再建の希望の光を見出した犬井は、彼を“奈良ディアーズ”へとスカウトする。 興味を示さない高壁であったが、育ての祖父母があっさりと了承したことで、ド素人ながらプロサッカー選手に。 チーム内での反発や対立をほどほどに、GK高壁守はその並外れた身体能力で一気に超一流GKへと駆けあがる。