あらすじ
著者注:本作はフィクションであり、現存もしくは過去に存在した人物、団体等及びモチーフとさせていただいた作品の登場人物・団体等とも、一切関係ありません。 世界初の昼夜兼行寝台電車として華々しく登場した581・583系電車は、新幹線連絡の山陽・九州筋と上野からの北海道連絡・東北・常磐筋で大活躍していた。 昼は座席特急、夜は寝台特急として。 同じ電車の昼の顔と夜の顔は、実は、全く違っていた。 しかし、そのどちらもが、当時の国鉄を取り巻く状況を象徴していたといえよう。 スピードを武器に生まれ出たものは、いつかはスピードの前に敗れ去らなければならない。(竹島紀元・鉄道ジャーナル編集長。鉄道ジャーナル1975年3月号記事より) 新幹線によってやがて追われゆく在来線特急の役割を、この電車たちはしっかりと演じきったといえよう。 その列車の中には、伝説の愛称名「つばめ」もまた、含まれていた。 本作は、黒崎博監督の映画「太陽の子」で登場した人物をモチーフにした作品の続編でもあります。 かの映画では大学生・大学院生だった彼らは、あれから約30年後、教授として赴任先の大学で活躍しています。 その姿も、本作では描いております。