あらすじ
『蛮獣の中でも力の強いものは、人間に取り憑いてその欲望を糧にし、心を食らいつくしてしまいます。
そのため、時には国家の存亡に発展しかねない脅威となることもしばしばあります。
蛮獣にお困りの方、あるいは蛮獣に取り憑かれた人間にお心当たりのある方は、聖務局までご連絡を。
ただちに異端審問官を派遣し、迅速な解決をお約束いたします。
イーヴェ永世中立聖教国聖務局』
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婚約者の皇太子、そしてその愛人である少女に陥れられ、公爵令嬢エネリーカは窮地に陥っていた。
そんな彼女を助けたのは、他国の王子カイラスで────