あらすじ

生まれつき、花や植物の“声”が聞こえる異能を持つ、京都に住む女子高生の楓。 花が好きなので子供の頃は嬉しかったが、物心ついた頃、自分が皆と違う事に気づき、家族や友達にも秘密にしていた。 また、そんな繊細な気質故の、マイペースな生活スタイルから、周りに上手く馴染めず、強い孤独感を抱えていた。 更に数年前、春夏の降水量が増えてから、春の花……特に桜の声が痛ましく悲しい、という事態を誰にも言えず、更に辛い年月を過ごしていた。 ほぼ毎日、地元の外れにある社を放課後に訪れ、その土地の水神を祀る祠に、雨を降らす日を減らして欲しいと祈っている。 そんなある桜舞う夜、その祠に宿る水神だと名乗る青年らしき声が、楓に声をかけた。彼は姿は現さず、「叶わぬ願いは、もう止めろ」と、楓に忠告する。 初めは驚き、戸惑う楓だったが、目に見えない者の声に慣れていた彼女は、その水神に『サクヤ(咲夜)』という呼び名を付け、声だけの“彼”と会話をするようになる。 ※ヒロインや友人は京都弁を話します。 ※フィクションです。実在の人物や土地、出来事とは無関係です。 ★追記(2023.7月)大幅に加筆しました。ストーリー展開はあまり変わりませんが、エピソードや恋愛要素が増えています。

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カクヨム
カクヨム2023/04/09
  • 現在の作品花散る雨、里で生る(改)【短編】