あらすじ
【勇者を殺したのは誰か――。パラレルワールドで巻き起こる、魔王×勇者の本格ミステリ】
百年に一度蘇るとされる魔王が潜む星、地球(テラ)。
復活まで残り一年、その時を静かに待つ魔王の魂は、東京で暮らす高校生・鬼頭太樹のからだに宿っていた。
ある日、魔王を倒すための唯一の武器、『勇者の剣』の継承者である太樹の同級生・明城翼が何者かに殺害される事件が発生。勇者が死に、『勇者の剣』も事件当時から行方不明。人類は滅亡の危機に瀕してしまう。
自らが魔王となることを嫌がり、また勇者であった翼は唯一無二の親友だった太樹は、翼の幼馴染みで、政府が組織した『魔王対策チーム』の一員でもある高校の後輩・渡会美緒とともに翼殺しの真犯人と『勇者の剣』の行方を捜し始める。
事件の舞台は放課後の学校。アリバイのない容疑者が複数浮かび上がる中、太樹は時折太樹だけが使うことのできる魔王の力も駆使しながら捜査を進める。
やがて二人は、重い真実の扉を開く。
二人を待ち受けるのは、途方もなく虚しい現実と、わずかな希望――。
魔王の容れ物に選ばれた少年と、勇者に恋をした少女。
魔力。体術。そして頭脳。
それぞれの武器を手に、二人はそれぞれの戦いに身を投じる。
地球と人類の明るい未来を取り戻すために。