あらすじ
どうしよう。異世界転生、前世の記憶で完全チート、悪役令嬢だろうが死にませんって思っていたのだけれど、どうやら関係がなかったみたい。産まれてきたばかりの義理の弟を抱っこし、おぎゃーおぎゃーと泣かれて、穏やかムードだったはずなのに、頭の中に響いてくる声がどうも恐ろしくて恐ろしくて。だって、お前を殺す、一択とかありなくない? まだ、お義姉ちゃんは、なんにも悪いことしていませんよ、義弟さま。そんなギラギラした目で見られても、君、まだヒロインとも会っておらんでしょうに。――お前を殺す。物騒な声がまた頭に響いてきて溜息をついた。