あらすじ
アイリス・クラークは没落寸前の男爵貴族令嬢である。 知り合いの伝手を辿り、王立騎士団に入隊するも剣の腕はからっきし。 運動能力も下の下の下。 しかし動物が大好きな彼女は、騎士団で飼育されている馬と触れる喜びを知った。 きつい訓練に耐えるのも、全ては心を通わせるほど仲良くなった馬と離れたくないがため。 ある日いつものように馬の世話をしているアイリスの前に、副団長が現れた。 連れて行かれたのは、なんと団長、アドウェル・パッド・バーミンガムの執務室。 足手まといの足切りかと思ったが、どうもそうではないらしい。 安心しきったアイリスは、ろくに確認もせず団長から差し出された書類に勢いよく署名する。 それが婚姻届だと気がついたのは、既に団長の手に渡った後だった。 こうしてアイリスの結婚生活は、強制的に幕を上げられたのだった。