あらすじ

※↓あらすじネタバレあります 夏休み、中学生の僕(富田翔)は偶然にも電車の高架下にある怪しい商店街に入った。そこのアンティークなおもちゃ屋さん[宝仙堂]の前で幼馴染だったけど今は関わりがなくなっていた女の子の澪に出会う。 成り行きで澪に連れられてコウゾウさんという一風変わった男性が住む家に行くことになり、そこで[宝仙堂]で手に入れた[フォルティスクエスト]という中古のビデオゲームを遊ぶことになった。しかしそれはただのゲームではなく、現実世界に現れたゲームキャラクターの姫をモンスター達から100日間守っていくという謎のアイテムだった。 その日から僕と澪とコウゾウさんの3人は毎日ゲームのモンスターを倒して経験値を手に入れることを繰り返す日々が始まった。 学校や家では、僕は普通でいることや努力することを求められ、嫌なことからは逃げて、ただ目立たないように間違えないようになんとか過ごしていた。しかし[フォルティスクエスト]では序盤でこそ簡単だったモンスターの討伐も徐々に難易度が高くなっていき、なぜか3人の中で自分だけレベルが上がりにくくて毎日苦戦を強いられることになってしまう。 藁にもすがる思いでコウゾウさんに助けを求めたところ、八極拳という中国武術を教わることになる。コウゾウさんは小学生の頃から学校に行けなくなり、父親の仕事について世界各国を巡っていた過去があった。しかしその経験でいろんなことができ、なんでも屋のような仕事をして生活を送っていた。そんなコウゾウさんの生き様を見て、僕のもっていた人間の価値観は少しずつ変わっていく。 ゲーム最終日、僕はラスボスを死闘の末に無力化することに成功するが、今までのモンスターは全て姫が作り出したものであることが判明する。姫は人間の恐怖と勇気のエネルギーを食料とする悪魔だった。 しかし僕は姫を恨めなかった。それはゲームを通して自身の成長を感じていたからだった。

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カクヨム
カクヨム2023/08/11
  • 現在の作品僕らの経験値100日分