あらすじ
「はやくしてくれよアルマ…マリアーナの事を思えば、もっと早くエネルギー分け与えることができるだろうに…」
私は両親から彼の妹であるマリアーナにエネルギーを送っているというのに、そんな悪態をつかれてはたまったものではない。しかし婚約関係にある者の務めとして、私なりに責任をもって行っているつもりだった。けれど、今日の彼はどこか機嫌が悪いらしく、その悪態はこの後もしばらく続いた。
「…大体、いつになったらマリアーナを見習って可愛らしくなってくれるんだ?彼女ほどになれとは言わないが、少なくとも僕を満足させられるくらいにははやくなってほしいものだが…やれやれ、何度も言っているが無駄か…」
こんなやり取りが行われるのは、今に始まった事ではない。元より義妹のエネルギーを補給してくれる相手が婚約目的であった彼の前に、私たちの関係なんてかりそめでしかなかった