あらすじ
思いやりとは、利己主義の変形である。すべての人を傷つけないように語ることはできない――教師が語りかけても沈黙を続ける学生たち。街には無意味な放送や看板が氾濫する。なぜ私たちは正面から向き合う「対話」を避けるのか? 無意味で暴力的な言葉の氾濫に耐えているのか?
著者は、日本的な優しさこそが「対話」を妨げていると指摘。誰も傷つけずに語ることのズルさや虚しさを訴える。
風通しのよい社会を願い、日本人の精神風土の深層に迫る。『<対話>のない社会』(PHP研究所)を改題。(※ページ数は、680字もしくは画像1枚を1ページとして数えています)