あらすじ
底の見えない、強大な国力のある大国同士の戦争。国民、政治、経済、科学、技術、文化。そして軍事。それら全てにおいて、強力な力を有する国。 その力は、戦場を、ほぼ半永久的展開できることに繋がる。金と欲さえあれば、戦争は簡単に始めることができる。それが現実だ。 だが、戦場にもルールがある。「戦闘員は武器を公然と所有すること」とか、「NBC兵器の使用禁止」とか、そういった狂気の中で意味を発揮しない理性ではなく、『より強いものが勝つ』という、単純なルール。 これは、攻撃三倍の法則、ランチェスターの法則などの、狂気を理性で理解しようとした学問が根拠を裏付けている だが、ほとんど同じ力同士が、正面衝突したらどうなるか。これらの原理に従い、一歩も進めず、一歩も引けず、膠着状態になるしかない。 一マイル進撃することすら容易ではなく、占領した一坪の土地を守る事すら少なくない犠牲を伴う。 同じ量の戦力が、真正面からぶつかる、殺戮でも虐殺でもない、本物の戦場。 大量の砲弾、ミサイル、戦艦、戦車、砲台、歩兵。これらがどんな緻密な戦略も、戦術も、諜報も、外交努力も、すべて叩き潰す。 物量対物量が、不運にも戦場と化した地の森羅万象を破壊する。兵士一人の命がまるで消耗品のように消費され、兵器の価値が命を上回る。地獄としか呼べない場所。 もしかしたら、地獄としか呼べない場所にあえて、戦場という名を与えたのかもしれないが。 その戦場という名の地獄の最下層という名の最前線を、どんな不可能も可能にする唯一無二の狙撃の天才。 世界最強の狙撃手と、格闘技から戦略まで戦争の技術をほぼすべて網羅した天才兵士が、戦場を戦い抜く物語。 この物語はフィクションです。現実の団体、会社、人物、国とは一切関係がありません。 自衛隊の兵科と海外の兵科が混ざっていますが、普通科→歩兵のことです。