あらすじ
「レベッカ、君は私を自身の欲望のままにたぶらかした。この罪は重いぞ」
「…」
かつて婚約者であったロンメル公に、そう強い口調で責められる。…私には反論が許されていないため、ただただ静かに彼の言葉を聞き入れるしかない。
「聖女の力を宿しているというから、私は君に期待し、君を信じたのだ…しかし結局君の心にあったのは、私への愛情などではなく自分の権力欲だけだったのだな」
はめられた、その一言に尽きる。私は毎日毎日聖女の修行に明け暮れていた。しかし私が聖女として覚醒してしまったら、ここには一部困る人間もいるらしく、その者たちの暗躍によって、私は追放される運びとなった。