あらすじ
一人暮らしを始めて半年。
突然の休講に時間を持て余した射間照道(いるま てるみち)は、近所の公園を訪れた。
燃える様な紅葉の中で――
照道は、一人の女性と出会う。
西日が照らす中で交わされる逢瀬。
照道がある事実に気付いた時、それは手を伸ばしても届かない淵と知る。
未練から此岸に留まり漂う隠(おぬ)、未練を糧に災いを成す鬼。
伸ばしても届かないと分かっていても、照道は伸ばすことを諦めない。
それが、迫る光景を間近に刻むことになると知っていても。
※ホラー色が強いものの、過剰な表現は抑えております。