あらすじ
「…これ以上彼女を傷つけるのなら、君との関係も見直さなければならなくなるよ?君もそれは困るだろう?」
なんだか思ってもいないことを、さも当然のように告げてくる皇太子さま。
「…あの、私は別に妃の立場にこだわりはありませんので、婚約を破棄していただいても構いませんよ?」
「っ!?!?!?」
私は別に、ここにこだわりなど全くない。妃などと言う形だけの立場にも、何のこだわりもない。むしろ、私がここに来てから自分の自由な時間が無くなってしまっているので、それを取り戻したいという思いですらあった。
「じょ…冗談はそこまでにしておきなさい。…妃だぞ?私の婚約者だぞ?」