あらすじ
「ソフィーナ、君には偽証の疑いがかけられている。言いたいことはあるだろうけど、王子たる私がそんな女性と婚約するわけにはいかない。今日をもって婚約を解消することとし、君にはここを去ってもらう。異論はないな?」
王室に突然呼び出されたかと思えば、信じられない言葉を吐かれてしまった。…この人は、婚約者たる私を信じてくれていないのだろうか…?
「で、ですがレイヴン王子!私は偽証などなにも!」
「うるさい!!」
私の抗議の声は一切受け入れられず、王子の言葉の前に揉み消される。
「せめて自分の罪を認めれば追放までは勘弁してやったが、もうその気もなくなった。いいか、今日中に王宮を去るのだ。さもなくばどうなるか、分かっているな?」
「…」
…この事態を引き起こした犯人の正体は、明白だった。