あらすじ
「ルーミア、これはどういう事?…何度も言っているよな?確認だけは怠るなと…」
「…ご、ごめんなさい…」
婚約者であるゼリエ様の部屋で、私は今日もお叱りを受けている。…身には全く覚えのない内容について。
「前にも同じミスをしていたよな?…なんで学習しないんだ?君の妹のルベナは優秀で、同じ仕事でも君の半分の時間でこなすぞ?」
「…」
このミスは間違いなく、ルベナが改ざんしたものに違いない。…過去にも同じことが何度もあった。しかし妙に頭の切れる彼女は何の証拠も残さず、一方的に私のミスであるかのように書類を書き換える…そういう性格なのだ…
「…これ以上こんなことを続けられると、今後の事を考え直さないといけなくなるな…」
「…」
これ以上ここで生活していくのは、もはや私には限界だった。…私が選べる選択肢は、ひとつしかない。