あらすじ
「すなわち私はあなたにとって用済みであるという事ですね?残念です。お父様もあんなに喜んでくださったというのに」
「それは致し方がない事だ。無理に話を進めても仕方がないからな。それにしても君のお父様など、初めてその存在を聞いたな。ずいぶんと影が薄いと感じていたが、いったいどこのどなたなのかな?」
それを聞いたクレアンナは、自身の懐からあるバッジを出して彼に示しつつ、自分の本当の生まれの正体を明らかにした。
「このバッジ、ご存じですか?皇帝一族のみが保有するその証となるものです。私の父は皇帝陛下なのですが、この追放の一件をどう相談したらいいものでしょうか…」
「っ!?」
そのバッジはこの国に生きる人間ならば誰しもが知るものだった。当然レイオットであってもそれは同じ…
「ま、まさか!?まさか君が姿を消していた皇帝陛下の…ご令嬢!?」