あらすじ
大学一年生の終わりである春休みに、茨扇空夜は彼女を連れて実家へと帰る。しかし、彼女を見た瞬間に家族は騒然とする。彼女、柚妃名無は小学五年生の十一歳だったからだ。 ともかくとして、家族へと彼女と出会った経緯を説明する事となった。 空夜はヴァレンタインデーの際に女性関係で事件に巻き込まれ、悪い意味で注目の的になってしまった。そんな時、公園で落ち込んでいると、全身を長い髪で隠れた妖怪を目撃する。 友人の梧桐座喜連と面白半分気分転換半分で張り込みするも見つからなかったが、四日目に一人でいると、それに再び出会う。 その髪の毛の塊は、女の子だった。 柚妃名無と自己紹介を受けた空夜は、彼女が育児放棄された少女だと気づく。 常識も捻じ曲がり、シャンプーも知らず、散髪もした事がないメイムを、空夜は助けたいと思ってしまった。 だから彼は実行する。 彼女を救うたったひとつの冴えないやり方を。