あらすじ
西暦20XX年、この世界はある日を境にして、南極の溶け出した氷の中にずっと眠っていたテネブラエというウイルスのせいで、全てがガラリと変わってしまった。
テネブラエは人間のみに感染するウイルスで、感染した人間は皆人ならざる異形の姿になってしまう。最終的には自我を奪われ、周囲の人間を殺し感染させ異形を増やす、恐ろしいウイルスだった。薬や抗体もなく、感染すれば決して治ることはないとされている。
このウイルスは爆発的に感染が広まり、今では70億人以上だった世界人口が、30億人と半分以上も減ってしまった。経済も流行前より滞り、どの国も感染対策や国民と医療機関への支援でいっぱいいっぱいの状況になっている。
そこで、世界中のあらゆる分野の技術者・学者が集まり、1つの組織を作り上げた。名前はデウス・エクス・マキナ。通称DXM、人類を救わんとする最後の希望である。
DXMは世界中にいる人類の中から、13人を選んだ。国籍性別人種身分等々の関係はなく、最低限の条件を満たした人類の中からある方法によって選ばれた。DXMはテネブラエに感染した元人間である異形、テネブラエ・メルムとテネブラエを殲滅するべく、その13人にそれぞれに適合した|抗体《武器》を開発した。
これは、そんな世界を生きている子供のお話。
犯罪や差別等の描写があります。ご注意ください。