あらすじ

戦後間もなく、東京周辺三十三カ所に突如出現した異空間。 〈こちら〉とは全く違う法則に支配された場所に繋がる「そこ」は〈不可知領域〉と命名され、いつしか〈迷宮〉と通称されるようになる。 それから半世紀以上が過ぎた現在、〈迷宮〉はレアな物質を採取するための場所として認知され、東京という都市の風景にすっかりとけ込んでいた。 それら〈迷宮〉に挑む探索者たちは、一攫千金を狙う者か、それともなんらかの理由で一般社会から弾かれた訳ありか。 とにかく、まともな人間が迷宮に入る例は少なかった。 東日本大震災で住む家を失った早川軍司は孫の静乃とともに息子を頼り習志野へと移住する。 そこで息子の誠也から、「どうせ暇なら」と探索者になることを勧められ、以降、探索者として活動するようになる。 もはや家族のこと以外、憂慮すべきことはなしと思い定めた老人の、過去と現在が交錯する迷宮生活がはじまった。 「カクヨム」「セルバンテス」でも公開しています。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2016/12/02
  • 現在の作品〈魔弾〉の射手 東京迷宮_2011〜2013