あらすじ
篠田孝仁(しのだたかひと)は、父が公安部ゼロの部員である縁で、公安部ゼロの未成年工作員、未成年構成員(ジュブナイル)として働いていた。複数人による合同拡大自殺を阻止する現場で、孝仁は新しい班員の莉子と出会う。
そして、次の任務は「人間が死ぬことがない」という不死領域(ゾーン)への潜入だった。不死領域(ゾーン)は、犯罪組織の仕切りにより闘技場(コロシアム)として運営されている。人が死なない、という情報に米国情報機関、公安部に巣食う犯罪組織公安罪科などが暗躍している。
孝仁は、闘士として不死領域(ゾーン)に立つ。数々の死闘をくり広げる。莉子との合流、友人との付き合いから参加することになった自主映画撮影など、孝仁の日々は充実していた。
あるとき、孝仁は不死領域(ゾーン)で手痛い敗北を喫する。拷問じみた加害に対し、孝仁は精神的に大きなダメージを受ける。このとき、孝仁は不死領域(ゾーン)に漂う量子的粒子を操作する能力を会得する。これで、不死領域(ゾーン)でも人を殺せるようになる。
さらに、莉子が敵にまわってしまう。実は、公安部ゼロの指示によるものだったが、孝仁には知らされず衝撃を受ける。それでも、葛藤を経て、孝仁は非殺で莉子の心を取り戻そうとする。闘技場で、莉子は自分が敵になった訳ではないことを孝仁に囁く。
一難を乗り越えた孝仁だが、さらに悲劇が彼を襲う。父が、中央情報局に殺されてしまう。周囲の励まし、自主制作映画に映った“息子の様子が気になって現れた父の姿”に心を動かされて孝仁は再起する。
そんな中、不死領域(ゾーン)が都内に突如して出現する。派遣された孝仁たちは、暴徒を次々に倒す。さらに、事態の中心にいる人物に孝仁は戦いを挑む。敵を倒したことで、不死領域(ゾーン)が消滅して平和が戻る。