あらすじ
三年間。 それは小学生低学年が小学生高学年に。 中学生が高校生に。 高校生が大学生に。 なっていく、節目の期間。 三年経てば、私はちょうど私はアラフィフと呼ばれる年代に突入する。 両親は七〇歳近くなる。仕事を続けるのは難しくなっていくだろう。 飼い犬のマロンは生きていてくれていれば、十九歳。 ……ずっと、現実逃避していた。 考えると、辛くなってしまうから。 もがくのに疲れたから。 自分が罹患した統合失調症という病気に勝つことは出来ないから。無理だから。 でも。 でも……。 不治の病気持ちでも、成功できなくても、亀のような歩みでも。 ちょっとずつ、ちょっとずつでも、薄皮を剥ぐように。 変わりたい。良くなって、いきたい。 人間としての尊厳を、取り戻したい。 でなければ。 無理やり、病院のベッドにくくりつけられ、オムツを履かされたあの悪夢のような最初の入院のときと。 同じ牢獄の中で過ごしているのと同じだから。 -------------- 三年後の自分に手紙を書くつもりで、書いていきます。 そして三年後には、今自分が直面している暗闇を抜けていますように。 ※本作は一週間に一回、土曜日更新を予定しています。健康状態によって筆が遅れるときはご連絡します。 よろしくお願いします。