あらすじ

二十二世紀のAI「演算思考体」が社会基盤のほとんどを担う未来。人類は外宇宙から襲来し、地上のあらゆる生命を捕食する「超越構造体」と十五年にわたって戦い続けていた。 元OLでブラコンのイオは超越構造体の対抗組織、巡航艦ヘパイストスに出向する。だが、初出勤早々災難に見舞われ、半人型航空兵器ウィングガンでペアを組むクローンの少年、ヒトと最悪の出会いをすることになる。クローンの少女たちや個性的なクルーたちに囲まれ、新しい職場に慣れ始めるイオだったが、肝心のヒトと打ち解けられない。ヒトに弟達を重ねるイオは、やがて彼の重い過去を知り、彼と向き合う覚悟をする。そんなある日の作戦中、イオ達は全世界のAIが一斉に停止する緊急事態に直面した。 事態は二十年前、超AI核攻撃事件トーキョーロストに遡る。原因となった三体の超AIは一体は消滅、一体は解体、一体は行方不明となっていた。ところが、解体されたはずの一体はトップAI企業エプシロンの中枢に入り込み、行方不明の一体は二つに分裂。一方がイオの肉体に潜んでいた。超越構造体の襲来を予見した超AI達が、回避か融合かで対立した結果がトーキョーロストであり、融合派AIが回避派AIを炙り出すために採った手段が全世界AIネットワークの掌握だった。 そして超越構造体とは、数億年前、遥か遠い銀河の知性が生み出した深宇宙探査船が長い旅の末に暴走を始め、情報をひたすら飲み込む「怪物」と化した存在だった。同時に膨大な情報の集合体であり、融合派AIはそれを欲したのだ。 融合派AIの自律兵器群に襲われるイオ達。だが、もう一方の回避派AIと合流し、辛くも襲撃を退けた。その後、回避派AIは月の裏側の超越構造体出現ゲートの破壊を提案し、融合派AIはそれを追う立場となる。超越構造体出現ゲートの目前で対峙する二つの超AI。対決は人間の機転によって回避派AIが制し、出現ゲートの破壊に成功する。過酷な戦いと葛藤を通して、ヒトはイオに心を開いた。 ロボットアクション+ボーイミーツガール。全三十四部分完結 ◆本作は第30回電撃小説大賞に応募するため、 旧題「砲撃軌道のお姉さんは好きですか」を改題・改稿したものです。 ◆改稿メモとイメージイラスト https://kakuyomu.jp/users/aqtd882225/news/16817330655823164422

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カクヨム
カクヨム2023/03/29
  • 現在の作品兵器の子らは翼を駆って/The Wing-Gun Sister