あらすじ

伊藤薫は中学生で、いじめられっ子だった。もともと地味で、頭も良くなく、友達といえば幼馴染で一緒のクラスの、岡崎裕子だけ。そんな薫が、天野将(あまのまさる)とその一味から目をつけられた日からの学校生活は地獄以外の何物でもなかった。 面倒見の良い裕子と、学年一の秀才で何かと薫を手助けしてくれる杉崎司(すぎさきつかさ)に支えられて過ごす日々の中で、鬱憤を溜めていくだけの生活に飽き飽きしていた薫は、帰り道の途中道端に落ちていた黒魔術の本を手にする。 胡散臭いと思いながらも、気晴らしにと本に書いてある黒魔術の一つを試す薫。それは、紙に記した人物を一人残らず地獄に落とす魔法だった。薫は天野とその仲間の名前を紙に書き、儀式を行った。 まるで信じていなかった薫だが、次の日学校に行くと、昨日紙の一番上に書いた、天野の仲間の一人が欠席していた。 嫌な予感に駆られた薫が帰宅してすぐに昨日拾った本を確認すると、先日は見過ごしていたある一文が目に入った。 そこには、術者の願いを叶える代わりに、大切なものを一つ奪うと書かれていた。

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小説を読もう2014/07/27
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