あらすじ
契約した者同士で、心の美しさを相手の外見に移し出し、向上心を相手の才能に移し出す。互いの内面を二割増しで移す、移し鏡という異能を持つアンネローゼ。 彼女はその異能ゆえに、幼い頃より王子と婚約していたのだが―― 「アンネローゼ、おまえとの婚約の破棄を宣言する! 理由は、醜いばかりかろくな才能もないおまえは、この国で一番美しく、数多の才能に恵まれた俺の伴侶に相応しくないからだ!」 と、婚約という名の契約を破棄されてしまう。 「……王子、これから大変だと思いますが、どうかくじけないでくださいね」 「なぜおまえが俺に同情する!?」 ‘自称’心が醜く、向上心の欠片もない駄王子の元を去ったアンネローゼ。 彼女は契約の解除をもって元来の美貌と才能を取り戻した。とはいえ、傷物となったことに変わりはなく、もはやまともな結婚は出来ないだろう。 そう諦めていた彼女のもとに、あらたな求婚の手紙が届けられた。相手は醜悪な怪物と噂される公爵。どうせ移し鏡の異能が目当てだろうと警戒していたアンネローゼだったが―― これは、ひたむきな想いを持つ二人が巡り会い、共に幸せになる物語。 全五話、一時間おきに投稿します。 なろうにも投稿しています。