あらすじ

ハル視点3 シンについた嘘から 仕事が終わった後マスターに告げた。 赤ちゃん出来てた。 どうしたらいいんですか! 彼に知られたくない。嫌われてしまう。どうしたらいいの? 告げたときにまたホテルに行こうとしたので私はもう嫌だと拒んだ。 私は本当にどうしていいのかわからなかった。彼と顔を合わせられない。 私は泣いた。後悔しかない。 このままだと彼に嫌われてしまう。軽蔑される。 シンと別れなければならなくなる。 マスターは言った。もう泣くなや。 お前の彼に父親になってもらえ。それしかないわ。 近いうちにやることやって中に出してもらえ。 赤ちゃん出来たって言うたらええんや。 その彼も今、金ないんやったら産んでくれとか言わへんやろ。 その上でおろしたらええんや。 大丈夫やわからへんて。 ちょっとくらい時期がずれてもわからへんからそないしたらええ。 シンには絶対に打ち明けられない。 こんなこと知られてしまったらシンに嫌われる。 軽蔑される。捨てられてしまう。 私は彼と別れたくなかった。すごく後悔していた。 付き合っていた彼女が他の男の子供を妊娠した。 バイト先の喫茶店のマスターとの子供だ。 そしてそれを隠すために彼女は僕に中で出させた。 妊娠したと彼女に告げられて僕は喜んだが・・・。 産みたくない。産めないと言われた。 僕との子供ではなかったからだ。 彼女はうまく隠せたと思っていたが僕はわかっていた。 彼女が不憫に思えた。だからその事には触れず呑み込んだ。 結局彼女は浮気して去って行った。 僕は他の女性と結婚してもう十年以上たったが今になってフラッシュバックに襲われた。 なぜ今。このタイミングに何か理由があるのだろうか。 わからない。しかしムカついている。 平凡に真面目に彼女を愛し、そして二度も裏切られてなぜこんな目に合うのか。 プロローグ ハルと別れて30年が過ぎた。 ハルは浮気して去っていった。 それが原因のフラッシュバックで苦しんでいる。 今まで彼女のことは誰にも話したことがない。 過去にもフラッシュバックはあったが今回は記憶が鮮明になった。 女性には墓場まで持って行く話が一つや二つあると聞いたことがある。 まさか僕がそれに巻き込まれるとは思ってもいなかった。 なぜこんなにも大切に思っていたのだろうか。 何故事実から目を背けてしまったのだろうか。 好きだったから。愛してたから。 そのせいで自分自身が壊れそうになっている。 もうハルはどこにもいない。 僕の生活の範囲にはいない。 ハルのほうから離れて行った。 僕は置いて行かれた。 一人ぽっちになった。 二十四歳になる直前の話だ。 ハルカ視点 1 シンと出会って 出会いから、恋に落ち愛に変わっていく様が 手に取るように分かる。 ハルカ自身シャイで引っ込み思案な女の子だったが シンと出会って自分の気持ちを 素直に表現できるようになっていった。 シンに好かれたい気持ちとハルがシンを好きな気持ち。 シン視点 1 ハルカと出会って 以前の痛い失恋から立ち直るために 動き出したシン。 友達に紹介してもらったハルカと 恋に落ちる。 そしてハルカと付き合いが進むにつれて 恋から愛へと恐れながらも心が変化していく。 ハルカ視点 2 シンの気持ち シンが転職を決意した。 ハルカの気持ち。シンの気持ち。 少しづつ変化し始める。 ある時ハルカが話した内容に シンが怒った。 それは普通考えられない遊びだった。 シン視点 2 大失敗 若いがゆえの浅はかな考えで シンは転職を決意。 彼女の普段の生活が思っていたよりも行動的で ハルカの印象が変わっていく。 そしてハルカの貞操観念に疑問を抱く。 キャッチセールスに引っかかったハルカ。 クレジット契約の高額の利子に驚く。 それを早く返済するためのアルバイト。 そこから大きく歯車が狂い始めた。 ハルカ視点 3 欺いた私 キャッチセールスに引っかかったことを彼に話せず 気に入って買ったと言ってしまった。 そしてそのお金の工面で喫茶店でアルバイトを始める。 そこで貞操観念の低さが引き起こした とんでもない過ちがシンとの関係を壊していくことに。 ええこと思いついたわ。彼に父親になってもらったらええんや。 ハルカをもて遊び翻弄した喫茶店のマスターは 自分の責任を回避するためハルカの心に 悪魔のささやきを告げる。 ハルカ自身もシンとの関係継続を望み その提案に縋りついた。 シン視点 3 赤ちゃんと彼女のプライオリティ ハルカが妊娠した。 中に出してもいいと言ったのに! シンの頭の中はなぜ?その言葉だけだ。 産みたくないと言われたシンは産んでもらおうと 奔走した。 そして結婚してほしいと ハルカを一生懸命説得した。 しかし産まないことになった。 そしてハルカの口から出た驚愕の言葉。 ハルカはその言葉の重さに気が付いていなかった。 産まないではなく産めなかった。 子供が出来た事実を一番最後に聞いたシン。 自分の存在がハルカに取って一番低いと感じた。 シンはこらえた。僕が見放したらハルが一人になってしまう。 ハルカ視点 4 母の死 シンの転職の失敗。 シンが少しおかしくなっている。 そして仕事を辞めた。 シンの一人暮らし。そしてハルカの嫉妬。 シンの様子がやはりおかしい。おかしいが 何の声もかけていない。 そのさなか母が亡くなる。 ハルカのシンに対する気持ちがだんだん 冷めていく。 シン視点 4 彼女の大事なものは何だったんだろうか? 赤ちゃんの事。ハルカはうまくごまかせたと思っている。 シンの退職があった。 そして新しい仕事のこと。一人暮らしを始めたこと。 シンにはいろいろなストレスがかかっていた。 ハルカから漏れ出る他の男の影。 ハルカから愛されているという気がしなくなっていた。 そしてハルカから気になる人が出来たという告白。 彼女が去った後のシンの暮らしはただ生きているだけ。 しかし仕事の成果が出てきたことにより シンは少しづつ立ち直っていく。 ハルカ視点 5 二度目の裏切りと永遠の別れ ハルカは相談相手の誘いに乗ってしまった。 一線を越えてしまった。流されてしまった。 その後もシンの部屋でシンに抱かれた。 またシンに告げた。中で出しても大丈夫だよって。 シンは拒否した。お互いにショックを受けた。 しかしその時すでにハルカのおなかには 相談相手の赤ちゃんがいたのだ。 しかし相談相手は結婚を拒否。 ハルカを貶めるような話をして去っていった。 ハルカに襲い掛かる後悔の大波。 シンちゃん・・・。私どうしたらいいの。 シンに会いたいと別れてからしばらくぶりに 訪れた部屋。シンはそこにいた。どこにも行かずに。 一夜明けてハルカは一言も話さずシンのもとを再び去った。 シンに再度苦痛を与えただけだった。 シン視点 5 後悔と決別 ハルカと付き合ってからの振り返り。 自分にできることは無かったのか。 シンはハルカと一生一緒にいたかった。 それが叶わなかった理由を一生懸命探していた。 でも答えは永久に出ないことに気が付いた。 別れてからしばらくしてハルカが訪ねてきた。 シンは思いきって言った。 忘れられない。大好きなんだと。帰ってきてほしいと。 ハルカは首を振った。シンはただ泣くことしかできなかった。 数年後阪神大震災が発生。ハルカの身を案じる。 ハルカの実家に電話をするように頼んだ。 ハルカを助けようと動こうとするが断られる。 ハルカに思いを告げようと意を決して話したものの 何も伝えることが出来ずがっかりするシン。 感じたのは拒絶だけだった。 数年後再度電話をするもやはり気後れしてしまい 伝えることが出来なかった。 シンは少しづつ動かせるところから動き始めた。 失恋のリハビリだ。 そしてやっとシンにも家族ができる。そこで判ったシンの悲しい事実。 五十三歳を過ぎてシンはハルカのフラッシュバックに襲われる。 ハルカのことを大切に思うことが間違いだったことに気付く。 そして・・・ エピローグ 振り返り考えると ココ山岡がきっかけの二人の溝。 ハルカの判断の甘さが二人を引き裂くことになった。 元々そういう女だった。 自分の欲求を優先してしまう。 大切な人は自分よりも優先しない。 そうではない。 大切な人は自分よりも優先するんだ。 そして彼女はシンの事を忘れ去った。

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カクヨム
カクヨム2022/12/01
  • 現在の作品最後のラブレター シンとハル