あらすじ
二一世紀半ばに起きた世界の混乱、『大分裂』時代。 “大国”が姿を消し、国家間の往来は激減した。そして混乱の時代に終止符を打った「アカルナイ委員会」により、世界は国家間の戦争を放棄させられる。 委員会は対地攻撃衛星群『鉄槌』を保有し、地上への圧倒的な攻撃で各国を従わせ、あらゆる侵略を抑止して“平和な時代”を実現した。 それでも国と国との係争が絶えることは無かった。 国家間の係争事案が話し合いで解決しない場合、委員会が主催する「調停紛争」により解決が行われる。 調停紛争は委員会が提供する艦隊同士で交戦を行い、その結果で係争事項の解決とするシステムだった。 この調停紛争の艦隊を指揮し、戦いに挑むのは戦争代理人――見知らぬ国と多数の人の命運を背負い、戦場に臨む。 そして委員会による平和が始まって約四〇年後の二一〇四年。世界は新たな騒乱の時代へと突入する。 「調停紛争」というかりそめの戦争から、新たな戦争の時代を人類は選択した。 戦争代理人たちは当人の意志に関わりなく、新たな戦争に身を投じていく。 崩れゆく秩序、新時代の構築の果てにあるものは……。 ※拙著「戦争代理人」~「戦争代理人8」までをリニューアルし、WEB連載形式に再編した作品です。 ※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称・技術・制度・一部の地名・施設等は架空であり、実在のものとは関係ありません。 ※一切の転載・複製および改ざん、AI学習への使用を禁ずる。